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歴史上、様々な民族が通り過ぎていったシチリア。そしてそれぞれの民族が足跡を残していきました。ここトラーパニも例にもれず、アラブ人、ノルマン人、などなど、多くの民族が様々な独自の食文化を残していきました。ここでは、トラーパニを代表する料理や食材をご紹介します。
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CousCous(クスクス)
アフリカに一番近い街といわれているトラーパニ。そのため、トラーパニではアラブから伝わってきた料理やドルチェがしばしば見かけられます。
その代表格CousCous(クスクス)。クスクスとは、セモリナ粉(硬質小麦)と水をこすり合わせ(incocciare=インコッチャーレ)、ツブツブ状にしたものをクスクシエラと呼ばれるクスクス専用ナベで蒸し、それにソースをしみ込ませた料理。セモリナ粉から作られるのでパスタの一種に分類されます。
クスクス トラーパネーゼは近海であがった新鮮な魚をたっぷり煮込んで作った魚介類のブロードをあわせるのが伝統。クスクスをセモリナ粉から手作りしている街は、シチリア内でも数少なく、トラーパニにきたら是非試していただきたい一品。
ちなみに、トラーパニではクスクスは家庭でも手作りで作られ、フェスタ(キリスト教に基づくお祭り)には欠かせない家庭料理と言われています。
マンマと一緒に作る手作りクスクス
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クスクスを手でこすり合わせているところ
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塩を挽くため、水を移動されるために利用されていた風車
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Sale di Trapani(トラーパニの塩)
トラーパニといえば塩、といっても過言ではないほど、トラーパニの塩は世界的に有名。塩が作られる3つの条件、「太陽」「風」「湿度」を全て備えたここトラーパニでは現在も古代フェにキュア人から伝わった、と言われる製法で天然の塩が作られています。7月上旬の太陽の陽射しが強くなるころ、トラーパニ近辺の塩田では白い小さな塩の山が見かけられます。塩作りに欠かせなかった風車もまだ残っていて、広く見渡す塩田と風車の風景はとてものどか。
トラーパニの塩田を見学に行こう!
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Aglio rosso
(アーリオロッソ=赤にんにく)
トラーパニの近くの街、ヌッビアで採れる赤ニンニクは、スローフー協会のプレディジオ(注)にも登録された幻の一品。一度は絶滅に瀕したこの赤ニンニク、地元の人とスローフードが協力して息を吹き返すことができたそう。
ピリッとした刺激と独自の香りのするこの赤ニンニク、トラーパニ料理には欠かせない一品。この幻の一品を使ったトラーパニ料理の代表格がPesto Trapanese(ペスト トラパネーゼ)。トマト、バジル、そしてこの赤ニンニクをベースとしたペーストは、Bujiate(ブジアーテ)という、トラーパニ近辺でよく作られるねじった形の手打ちパスタと合わせるのが伝統。
(注)スローフード協会により、絶滅寸前の食材として認定された、イタリア各地の伝統食材
ヌッビアのニンニクでペストトラパネーゼを作る
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トラーパニのメルカートにて、ヌッビアの赤ニンニク
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元気に成長中のオリーブ達
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Olio di Oliva (オリーブオイル)
トラーパニ県(シチリアは9県に分けられている)は、隠れたオリーブオイルの名産地。シチリアのオリーブは、強い太陽の下に育つので強い香りと味、と思われがちですが、実際には逆で、優しくナチュラルな味がするのが特徴。トラーパニ近郊では、良質のオリーブが育てられ、青リンゴの香りやトマトの香りのするさわやかなオリーブオイルが作られています。
オリーブの収穫時期は10月下旬から11月にかけて(天候によって異なります)。イタリア北中部のオリーブ収穫に比べると若干時期は早め。この時期、フラントイオ(オリーブオイル精油所)では、1年分のオリーブオイルをつくるのに大忙しの時期であり、1年で唯一オリーブオイルを製造過程が見れるチャンスでもあります。
オリーブ摘みに挑戦!
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Vino Marsala (マルサラワイン)
トラーパニの隣街のマルサラはマルサラワイン発祥の土地として知られています。マルサラワインは1700年代に、航海中に遭難してマルサラに辿り着いたイギリス人、ジョン・ウッドワースによって世界に広められました。マルサラ滞在中に美味しい地ワインをマルサラで見つけたウッドワースはなんとかイギリスに持ち帰ることを考え始めました。しかし、イギリスまでの道のりは長くワインがが劣化することを恐れ、それを防ぐためにアルコールを更に添加してイギリスに送りだしました。これが、マルサラワインの始まり。
現在もカンティーナではマルサラワインが作り続けられ、全世界に輸出されています。
マルサラカンティーナ見学にいく
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マルサラワインのカンティーナ
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